法律についてのひとりごと 46

【質問者K】
ショーシャンク様お久しぶりです。

いかがお過ごしでしょうか。

私達は公正証書の製作に頑張ってきましたが、相手方が協力すると、誓約書まで書いたのですが、第一段階の書類の用意で、印鑑証明をあげるのに、役所での申請に時間がかかる等の理由で、つまづいています。

まだ相手の事はわからないことが多いのですが、近くにむす夫婦とその子どもが、10歳、8歳、1歳がいます。

連帯保証人になってもらうのは難しいので、緊急連絡先として書いてほしいと、交渉したところ、これは自分の事なんで、自分がきちんとします。と言います。

しかしこれから先何かの時の事はちゃんと自分の口から伝えてから、娘に伝えてから書きます。と、約束しました。

それできいてから、書類には私に書いてもらってもよいと、許可ももらいました。

公正証書の作成に協力しますという誓約書に署名、捺印してもらいました。

その印鑑はこれから、実印登録してもらう印鑑にしてもらいました。

もちろんすべての会話はボイスレコーダーに記録しています。

話のなかで、相手がたのボロがちらほら出てきました。

借用理由の虚偽や、娘のことは隠したそうにしているのに、苗字は言わなくても、名前を言ったり、孫の名前や、年齢、娘夫婦が住んでいる場所等、分かる範囲で調べてみれば、たしかに居てて、すんでいました。

こちらとしては、無断で探したみたいな感じなので強気にはなれません。

私達は全くきにせず、一人の人として接し、差別の気持ちも全くないのに、会話の所々で、自分は同和地区出身であることを、伝えたり、何と無くですが、その人自身がだれかの保証人になっていて、逃げている感じにもとれる話するので、本当に公正証書が役に立つのか、又出来るのかが、分からず不安になってきました。長々と不安を書いてすいません。

尊敬いたしますショーシャンク様、何か良いお知恵があれば宜しくお願いします。

 

 

 

【ショーシャンク】
公正証書の作成が難しいようであれば、無理はしないでください。
公正証書を作ることが目的ではなく、少しずつでも貸した金を回収することが目的です。
相手は、資産も何もない老人のようです。
そういう場合、貸した方が圧倒的に不利なのです。
もし、相手が『返せないものは返せない。裁判でも何でもすればいい。』と開き直ってしまうと、どうしようもなくなります。
仮に公正証書を作成したとしても、資産も定職もない人からは取れません。
裁判をして勝ったとしても、やはり資産のない人からは取れないのです。
そして、相手が開き直って1円も返ってこなくなったとき、お母さんには
とても大きな精神的なダメージとなるでしょう。
ですから、少しずつでも返してもらう状況を維持しなければならないのです。

そのためには、公正証書作成が困難であれば保留とし
また、『娘さんに言いますよ』というような脅しも言わず
ただ、少しずつでも返してくれている現状を維持するようにこころがけるしかありません。
相手は、娘夫婦に知られることを怖れているのですから
そのカードを安易に使ってはなりません。
つまり、安易に娘夫婦に言ってしまうとそのカードが使えなくなるのです。

善意でお金を貸してあげたのに、貸しているほうが弱いというのは
理不尽に思われることでしょう。
しかし、それが現実です。
ですからお金を貸してはいけないのです。
ただ、もう貸してしまった人にそれを言っても、責めるだけになりますから
言わないようにしてください。

ともあれ、いまは、逆切れさせないように、
穏やかにこれからの返済計画を話し合うことが必要です。

 

 


【質問者K】
尊敬するショーシャンク様の的確なアドバイスありがとうございます。

少し自分を見失いかけていました。

とにかく落ち着いて考えながら、ゆっくり話を詰めてみます。

本当にショーシャンク様のアドバイスがなければ、間違った方に進むかもしれませんでした。

本当にありがとうございます。

又進展があればコメントします。

本当にショーシャンク様がいなければと思うと怖くてなりませんでした。

ありがとうございます。