法律についてのひとりごと 91

【質問者V】
ショーシャンクさん、ご無沙汰しております。また旧年中は大変お世話になりました。

先週、第4回口頭弁論があり、税関への「文書送付嘱託」が認められました。
被告からの反論は特になかったそうです。
嘘で塗り固めているから当然でしょうが…

実は弁護士が期日間に文書提出命令を申請する、と自ら言ったのに4回目の前日まで出しておらず不信感を持ったのですが即日、文書送付嘱託が認められたので結果オーライかな、とは思いました。
が、弁護士との関係でストレスを抱えていては本末転倒ですし、これからは弁護士に遠慮せず、積極的に問い合わせて、優先順位を上げていこうと思います。

なお文書の嘱託を待つ為なのか、次回は少し先で3月初旬と決まりました。
初めての裁判で分からない事だらけですが、最後まで頑張りますので見守り助けて下さい。どうぞ宜しくお願いします。

 


【ショーシャンク】
世の中のほとんどの人は弁護士と話したこともないでしょう。
初めての経験で、どうしても弁護士に対して気後れしてしまうと思います。
それに、ほとんどの弁護士はとても忙しく、多くの案件を抱えています。
電話しても留守のことも多いでしょう。

慣れない経験でストレスも多いことだとは思いますが
応援しておりますので、頑張ってください。

 

 

【質問者V】
ショーシャンクさん、ご無沙汰しております。

結局、調査嘱託については先日、税関から回答拒否の話がありました。

調査嘱託の形ではなく、最初から文書提出命令を望んでいた弁護士からは「裁判所の見通しが外れたことになります。従いまして今後は、既に提出済の文書提出命令を裁判所が判断し、文書の提出を求める形になる」とメールが来ました。

また再度、文書提出命令の手続きを踏み1ヶ月待つのかと思うと気が滅入ります…
裁判とは本当に疲れるものですね。
何か良い気持ちの保ち方があれば、ぜひアドバイス下さい。

まずは来週早々の期日で文書提出命令が無事に採用され、税関から回答が得られるよう祈っていて下さい。

 

 

【ショーシャンク】
ごく一般的に言えば、弁護士に依頼して裁判を始めた以上
すべて専門家である弁護士に任せて裁判のことを忘れることが一番です。
裁判は長期戦であり、精神的に負担のないように弁護士に一任しているわけですから、気に病まないことです。

私の場合は本当に特殊で、裁判の場合でも、準備書面なども提出前には必ず弁護士は私にメールで送ってきます。
それを私が『このように変えてください』と添削して送り返します。
その法律事務所でもそのようなことは私だけのようです。
新人の弁護士が入ってくることもありますが、『前にいた事務所でも、依頼人にあらかじめ準備書面などを送って、これでいいかどうかを確かめることなど一件もなかった』と驚いています。
つまり、ほとんどすべての場合弁護士任せが原則で、高価な弁護士料を払う以上、思い煩っては損だと言えます。

裁判を深刻にとらえてはいけません。
ただの過去のガラクタ整理にしかすぎず、
弁護士はラブさんの代わりにガラクタを整理してくれている掃除のおじさんにしか過ぎません。
ラブさんは掃除代を払っているのですから、掃除のおじさんに時々
『ちゃんと掃除してるか?』と声をかけるだけでいいのです。

 

 

【質問者V】
ショーシャンクさん、お忙しい中アドバイスを頂き本当に本当にありがとうございます。
過去のガラクタ整理の為の掃除のおじさんが弁護士であり、私は時々声を掛ける他は任せておけば良いとの例え、ものすごく分かり易かったです。

こうして改めて裁判と向き合い方を教えて頂き、私は裁判を深刻にとらえ過ぎていたことに気付きました。
わざわざ高価な弁護士費用を出して雇っているのだから、おっしゃる通り思い煩っては損ですね。
以前、ショーシャンクさんが【過去なんてただの記憶にしかすぎません。人間はいつからでも過去を断ち切って、新しい人生を歩むことができます】と言っておられました。
掃除のおじさんに任せたガラクタ整理が終わったら、新しい人生を前向きに楽しく生きていこうと思います。

とは言えガラクタ整理もまだもう少しかかりそうです。
今しばらくお力をお貸し下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

【ショーシャンク】

そうですね。
ラクタ整理が終わったら、過去になど捉われず
ラブさんの望む未来に歩み出してください。

新しい出発のために、今から準備されるといいでしょう。
よい本を読み、よい音楽を聴き、よい映画を観てください。
興味のあることを勉強し始めるのもいいでしょう。

いつも『いい気分』でいることです。いい気分はよりよい未来を引き寄せます。
過去に捉われていてはいい気分でいられません。

私は、現実世界では弁護士よりも交渉力があると思っています。
うちの弁護士に交渉を任せて2年間1歩も前進しなかった案件を1週間の交渉で解決したこともありました。
また、訴状や告訴状も書けますし弁護士なしで裁判もできます。
しかし、こと裁判というフィールドにおいては、弁護士はプロです。
将棋で例えると、私がアマチュア初段とすれば、弁護士はプロ棋士くらいの差があります。
最近の判例も読み込んでいますし、素人とプロの違いはやはりあります。
ですから安心して任せておけばいいと思います。

しかし、これからの交渉や戦略において、私がお力になれることがあればもちろんアドバイスさせていただきますので、何でもおっしゃってください。

 

 

【質問者V】

ショーシャンクさん、いつも本当にありがとうございます。

弁護士でも2年間1歩も進まなかった案件を1週間の交渉で解決されたり、訴状や告訴状もお書きになれる等、もはやセミプロの域でいらっしゃいますね。
こうして不安な時、裁判に関して質問がある時、ここに来ればショーシャンクさんのアドバイスが頂けると思うと本当に心強いです。

先週の期日では、こちらが税関に対する「文書提出命令」を求めたのに対し、裁判官からは先に私の本人尋問をした上で再度「文書提出命令」までする必要があるか判断したいとのことでした。

と言いますのが、日本帰国後の空港で50万円と翌月50万円の計100万円以外、『借りていない』としていた被告が「帰りの【機内】では原告に少しずつでも返してくれたらいいと言われていたのに今更、一括で返せと言われても生活が立ち行かない」と、墓穴を掘る発言したそうなのです。
裁判官も、これまでの弁論と違うと突っ込み、被告はしどろもどろになったそうです。
これにより弁護士からは「裁判官も前述の100万円以外にも、やはり原告と被告の間に貸し借りがあったな」とは認定しているだろうと思うとのこと。
それで、先に本人尋問をしたいと言われたとのことです。

以前お話しておりました通り、被告は本人訴訟で、これまでの裁判で口頭以外1度も文書による反論をして来ていないので、私に対する反対尋問があるかどうかも分かりません。

私としては毎月コツコツと貯めて来た150万円を、被告を信用して貸したのにも拘わらず被告に150万円の受け取り、その内60-70万円の日本持ち帰りの事実などないと、嘘八百を付かれていることが絶対に許せません。
明日久しぶりに弁護士と打ち合わせがあるのですが、この私が絶対に譲れない点はハッキリ伝えようと思います。

後はショーシャンクさんのおっしゃる裁判というフィールドにおいては、プロである弁護士を信頼して、被告と顔を合わせるのは嫌ですが本人尋問を頑張りたいと思います。
私は何も嘘を付いていないのだから、堂々として裁判官にお話を聞いてもらう良い機会だと考えるようにしています。

それこそ判決か、裁判上の和解なのか未だどうなるのか分かりませんが、裁判を始めた時からこの本人尋問が一区切りだと考えていましたので、今は尋問当日に悔いのないように備えたいと思います。