法律についてのひとりごと 144

【質問者BBB】

こんにちは。はじめまして。

わかる方がいましたら教えていただきたいんですが、
随分昔に知人から借金をして、それの返済が滞っていたために、
三者(自分の知らない会社)から催促の手紙がきました。

その中にはこの会社の口座が記載されていて、
残金をそこに振り込むようにと書いてあって、
自分がお金を借りた本人には一切連絡するなとのことでした。

お金は返済したいと思ってるんですが、
この会社の言う通りに振り込むべきなんでしょうか?
お金を貸してくれた方の口座もわかってるんですが・・・。

 

 

【ショーシャンク】

振り込んではいけません。

その会社(仮にA社とします)が本当に知人から債権譲渡を受けたとしたら
あなたの知人からあなたに通知があるはずです。

知人からあなたに債権譲渡の通知がない場合、A社に振り込む必要は
ありません。

できましたら、A社から来た文書の文面を教えてください。

それである程度はウソか本当かはわかると思います。

 

 

【質問者BBB】

お返事ありがとうございます。
ちょっと遅くなってしまって申し訳ないのですが、文面を簡単に要約してお
つたえします。

「当社に於いて顧問契約をしている法律事務所、担当弁護士の見解を通知い
たします。また、本件は申し入れ人である○○(貸主の名前)の希望により
現段階では弁護士への報酬を発生させぬ為に、私、○○(この会社の代表者
の名前)が担当いたしますので、法律事務所名、担当弁護士名は割愛させて
いただきます。」

「以下に記した内容に対して貴殿が誠意無き対応の際には、不本意ながら法
的措置をとる方向で法律事務所に依頼します。その際は内容証明郵便と普通
郵便の2通を法律事務所より勤務先に送付いたしますことを事前に予告させ
ていただきます。社会的信用の喪失にならぬよう当職は円満解決を望みます
誠意ある対応に期待しております。」

という感じの文章が一通と、通知書と名打った、お金を借りてから今日まで
の経緯と、振込先口座(この会社の口座)、貸主への直接連絡を禁じる文章
などが書かれたもの、それから自分と貸主がこの件で交わしたメールの一部
のコピー、過去に返済した部分の通帳のコピー、以上が同封されていまし
た。

メールのコピーや、通帳のコピーはおそらく本物なので、
貸主とは何らかの関係があるのは確かだと思うんですが・・・。

 

 

 

【ショーシャンク】

怪しいですね。
それでは、少し確認してみましょう。
次のような文書をその会社に送ってみてください。
 ↓
『冠省 貴社からの通知書に関し、貴社に対してご質問いたします。
 貴社と○○○○氏(知人の名前)は法的にどのような関係なのかが
 不明です。
 貴社は○○○○氏の代理人の地位にあるのでしょうか。
 本書到達後14日以内に文書にてご回答ください。
 また、代理人である場合は、恐れ入りますが○○氏の委任状のコピーを
 ご同封ください。
 期限にご回答がなき場合は、貴社と交渉はできかねます。草々』

このような文書を送って、また何か動きがありましたら、また
書き込みください。

 

 

 

【質問者BBB】

遅くなりまして申し訳ありません。
一昨日に自称代理人の方より委任状のコピーが届きました。
内容的には疑わしい部分もなく、筆跡はおそらく貸主のものでした。

14日以内に返済するように・・・との内容でしたが、到着後、郵便の確認が
遅くなり、今日現在で消印の日付より14日以上経過している状態です。

この文章を信用して、早急に振り込むべきでしょうか?

前回の郵便物では電話での返済交渉を求めていましたが、今回はメールアド
レスの記載があり、メールか文章での連絡を求めてきています。

 

 

【ショーシャンク】

振り込んではいけません。
その、自称代理人は違法です。
弁護士法という法律で、報酬を得て業務により交渉代理人となることは
許されていないのです。
また、文面からすると債権譲渡を受けているわけではなく
無資格の交渉代理人であるのは確実です。

また、ずいぶん昔の借金ということですと時効ではないでしょうか。
それも調べてみるといいでしょう。

いずれにせよ、弁護士法違反として、警察か消費生活センター
相談されるといいと思います。

 

 

【質問者BBB】

色々と本当にありがとうございます。

危なく振り込むところでした・・・。

確かに委任状が届いてから優に14日以上経過していますが、
その後向こうからの動きは何もありません。

万が一、自称代理人が弁護士をたてて、個人情報を調べて自宅にコンタクト
を取ってくるなどと言うことは無いでしょうか・・・。

借金の時効というのは、どのような規定なんでしょうか?

もうしばらく、お付き合いいただけると助かります。

ここで相談にのって頂いてることで、気持ち的にもだいぶ楽になります。

 

 

【ショーシャンク】

自称代理人が弁護士をたてることはないのではないでしょうか。
もし、自称代理人が弁護士をたてたとしても同じことです。

自称代理人は当然報酬目当てで代理人をしています。
ですから、弁護士料プラス自称代理人の利益を上乗せして
知人に請求するでしょう。
ということは、報酬目当てに交渉の仲介をすることになりますので
やはり、自称代理人は弁護士法違反になります。

もし、仮に弁護士をたてたとしても、その弁護士自体、提携弁護士の疑いが
ありますので、すぐ弁護士会に申し立てるといいでしょう。
その弁護士も処罰されますからご安心ください。

時効につきましては、借りた時と最後に返済した時を教えてください。
時効かどうかをお教えします。

 

 

【質問者BBB】

素朴な疑問なんですが、もしこの自称代理人が貸主と親しい関係にあり、
報酬目的ではなく、無償で代理回収をしようとしてるとしても、
それも違法に当たるのでしょうか?

金銭の受け渡しがあったのは、
平成16年7月で、最終返済日は18年12月4日です。

 

 

【ショーシャンク】

個人からの借金の時効は10年ですから、残念ながら
時効の援用はできませんね。

さて、ご質問の件ですが、無償で代理人をしているのであれば
違法にはなりません。
しかし、この場合、考えにくいと思います。
親しい友人ならば無償で代理人を引き受けることはあるでしょうけど
自称代理人は会社ですね?
会社組織が無償で代理人をしてくれるというのは考えにくいです。

 

 

【質問者BBB】

ありがとうございます。
例えば、その会社の社長が貸主と親しい関係にあり、
会社名を使って代理してるとすると、それは正当な請求ということになりますか?

それにしても、その後なんの連絡もないんですが、
法的手続きを進めている可能性は考えられるでしょうか?

もし、法的措置をとっているとしたら、こちらにはどんなカタチで次の連絡
が来ることが考えられるんでしょうか?

裁判所に申し立てを起こすと、時間的にはどの位でこちらに訴えが起こって
いる事実が通知されますか?

しつこくてすいません・・・。

 

 

【ショーシャンク】

業として法的な代理人をするのでなければ弁護士法には抵触しないでしょ
う。
つまり、報酬を受け取らなければ職業として代理をしてないわけですから
違法ではありません。
しかしながら、どうもその会社からの文面を見ると
いかがわしい業者の臭いがプンプンします。
まず債権回収業者と見て間違いはないでしょう。

その文面には、次の行動は、弁護士から内容証明を送るということでした。
ですから、少なくともいきなり裁判はしないということです。
本当に内容証明が来たら、その時、判断しても全く遅くないです。
また、ここに内容証明の文面を書き込んでみてください。

ところで、あなたは相手方にいくらお金を借りたのですか?
残額はいくらなのでしょうか。
また、相手方が持っている証拠はどのようなものがありますか?

付け加えますと、弁護士に裁判を依頼してから、相手に訴状が届くまでは
1ヶ月から3ヶ月かかると思います。
担当弁護士の忙しさや証拠の性質などで期間は違うと思いますが。

 

 

【質問者BBB】

借りた金額は35万で、残額19万です。

証拠はメールのコピーと貸主の通帳のコピーです。

メール内容は、
返済に関するやり取り(貸主側のメールは残っているか不明)です。

内容証明がもし届いたら、すぐに連絡します。

ありがとうございます。

 

 

【ショーシャンク】

残額19万円では、相手方は弁護士など雇ってこないでしょう。

何とか、手紙だけで振り込むのを期待していろいろわざとらしいことを
書いてくるのでしょう。

怖がる必要は全くありません。
相手方の出方を楽しみに待つくらいでいいですよ。

もう連絡してこないでしょうけど。