法律についてのひとりごと 154

【質問者LLL】

面識のある友人の話です。

初めは同じ趣味の方と仲良くなれて嬉しさのあまり、
相手がフリーターだったので軽い食事をおごったりしていました。

徐々にエスカレートしていきご飯や趣味に使うお金も私に払わせ、
それでも足りなくなり半強制的に消費者金融に連れて行かれ借金を作らされ(9万円)、
借りた半分(45000円)を相手のお金として使われました。

返済についての話し合いをしたものの、
月の返済日一週間前(相手の給料日)に
毎回催促のメールを送りこちらの口座を教えてもお金がないの一点張りで
まったく払われる様子がありません。

相手は仕事をしており他の方とも遊んできた等の日記を
mixiの方であげておられました。

今の返済は相手の分(月3000円)を支払っています。

貸した私がはっきりと言えたらよかったのですが、
『あんた(私)が借金作ってるって親にばらす』と言われ
親には知られるのが怖くて反発できませんでした。

これ以上悩んでも仕方ないと思うので、何とか解決したいと思っています。

上記のことを理由に裁判にできますでしょうか?

 

 

 

【ショーシャンク】

裁判で一番有効なのは書証です。
つまり、書面に勝るものはありません。
メールも書面の一種ですから証拠として大変有効です。
私も仕事のやりとりは必ずメールですることにしています。
電話では、証拠が残らず、言った言わないの行き違いになるからです。

あなたの場合も、どのような証拠があるかが重要です。
もし、相手からのメールがあれば、文面を教えてください。

裁判では証拠が大事ですから。

 

 

 

【サンゴ(別の回答者)】

ゆうさんこんにちは。消費者金融では、ゆうさんの名義でお金を借りた、
ということですよね?その半分を相手に渡したときに借用証明書を取ってい
なければおそらく裁判にしたところで、ゆうさんが不利になる可能性が大
です。メールだけでは証拠として弱いです。
こういうのを寸借詐欺といいます。
どんなに親しい友人であっても(たとえ親、兄弟姉妹、親戚でも)
お金に関することは、ちゃんと書面をもって対処すべきでしたね。

裁判にはかなりのお金がかかります。
弁護士の着手金、成功した場合報酬金、書面作成などの手数料、
印紙や切手、交通費の実費などなど。
それでもあくまでも裁判をおこして戦うか否か、
引き受けてくれる弁護士がいるかどうか難しいですね。
たとえ勝ったとしても、被害金額からしてもらえる報酬が少ないからです。
どうしても、というのならば弁護士にご相談なさってはいかがでしょう?
通常1時間¥5000~¥10000くらいだったと思います。

 

 

 

【ショーシャンク】

申し訳ないですが、間違った知識が皆さんに伝わるといけないので
反論しておきます。

まず、裁判などの法的措置は、このケースの場合、消費者金融会社に対して
するわけではなく、その友達に対してするのです。

また、メールも立派な証拠です。
というよりは、現実には、特に少額の場合、
借用書をもらっていないケースが多々あり、
そのためにこのような掲示板に相談されているのだと思います。

親しい人との貸金などで全く証拠がない場合、メールで証拠を作るのが
最も簡単な手段です。

今回のような少額の場合、裁判に多額のお金がかかることはありません。
60万円以下の少額であれば、少額訴訟ができるからです。
少額訴訟は、1日で終わりますし、弁護士はいりません。
4万5千円の訴訟であれば、裁判費用は1000円です。

第一、4万5千円を返済してもらうのに弁護士に依頼すればそれだけで大赤字です。
ですから今までは少額の場合泣き寝入りするしかありませんでした。

しかし、少額訴訟という制度も出来、弁護士なしで素人でも誰でもできるようになっていますし
たった1日で結論が出ますので
活用するべきなのです。
ただし、少額訴訟と言えども裁判ですから
書証などの証拠が重要なのは言うまでもありません。

この世の中のトラブルで、実際には弁護士に頼むと大赤字になったり
そもそも弁護士が引き受けてくれなかったり、弁護士に依頼しても一円も取れなかったりするケースは山ほどあることは、経験がある人は理解できると思います。