【ショーシャンク】
この世の中は正義が勝つとは限りません。
法律の限界、裁判の限界、弁護士の限界を
私は痛いほど知っています。
経験のない人は、裁判さえすれば正しい者が勝つ、弁護士にさえ頼めばすべて解決する、と考えがちです。
神のように見抜き見通しの裁判官がいて正しい方を勝たせてくれると思いがちですが、実際の裁判は、両者が集めた証拠を裁判官が見比べてより正しそうな方を勝たせるか折衷案のようなものでお茶を濁すかというようなシステムにしかすぎません。
目の前に並べられた証拠のみで判断するのです。
ですから、裁判官が見てわかってくれるような証拠が判決を左右します。
正しくても、裁判官が認めてくれる証拠がないと負けてしまうのです。
ご質問の件ですが、彼氏の行動はまずかったと思います。
理不尽なことですが、実社会では、お金を借りた人より貸した人のほうが弱い立場なのです。
特に、証拠がない場合は極端に弱いのです。
また、元彼女の父親は、娘の借金を支払う義務はなく、法律的には無関係なのです。
このような場合、交渉するとすれば、まずとことん腰を低くして丁寧な言葉を使い、情に訴えるしかないのです。
あちらが逆切れして、連絡遮断されたらこちらは手も足も出ません。
まずは、細い糸を切れないように慎重に丁寧に交渉し
『娘は支払い能力がないので、迷惑かけた分私が払いましょう』という言葉が出るように持っていくしかなかったのです。
今では、もう相手の父親は断固拒絶の姿勢になっており、これからそれを崩すのは至難でしょう。
どころか、借金を返す義務のない者に対し強硬に返済を要求すれば、悪くすると恐喝未遂などの罪で訴えられないとも限りません。
現時点では、交渉の細い糸は切れたと思った方がいいでしょう。
どうしても感情的に許せないということであれば、一か八かで支払督促を出すことしか方法はないでしょう。
もちろん、前にレスしましたように、越えなければならないハードルがいくつもありますが。
【質問者ＮＮ】
ショーシャンクさん
私自身何年か前にストーカーに悩まされ、多数証拠がある状態で弁護士さん等に頼ろうとした事があるのですが、それでも辛かった経験があります。
結局は自分で全部やって、和解で賠償金もこちらに関わらない念書も正式に作り結果的には勝ちましたが、そこに至るまで大変な労力を使いました。
本当に正義が無条件で勝つということは無いですね。
私の文章力が無く申し訳無かったのですが、まだ相手方にこのように対処した方がいいのでは、と検討している段階なのでまだ実行には移していません。
わかりにくくてすみません。
現時点でも断固拒絶の姿勢なので、やはり難しいには変わりないですね。
本人がそこにいるという確証も得られず、本人に支払能力も無く…という状況では、証拠が新たに作れない限り今のところ打つ手は無いですね…
支払督促をするにも本人の住所もわからず→父親から聞くにも証拠が無ければシラを切られる→証拠が欲しいのに本人の住所がわからない、というループにハマってしまっています。
他の似たようなケースのスレッドも読ませていただいて大変参考にさせていただいています。
ショーシャンクさんにご返信頂いて本当に感謝しています。
相手が事の最初からこちらに交渉する糸すら掴ませてくれないのは、スタートラインにすら立ててないのだなと改めて確認して情けなく悲しくなりました。
もっと早くこのサイトを見つけていればと思います。
支払督促も視野に入れつつ、相手とどう話をするところまで持っていけるか再度彼とよく話し合っていこうと思います。
返信ありがとうございます。
話を聞いてくれる方がいらっしゃるという事が今かなり心強いです。
【ショーシャンク】
まだ、強硬に対処していないのですね。
それであれば、何とか、細い糸を手繰り寄せるように
情に訴えながら少しずつ接近していくことができる可能性が
全くゼロというわけではないかもしれません。
しかし、とても可能性が低く、長い時間が必要ですし
骨折り損になることも覚悟しなければならないでしょう。
今日は時間がありませんので、また明日か明後日でもレスしますが
よく彼と話し合ってみてください。
【質問者ＮＮ】
返信に気付くのが遅くなりました。申し訳ありません。
現段階では相手をこちらに呼び出すことも出来ず(当たり前ですが)、次にアクションを起こすとしてももう少し暖かくなってから、と予定しています。
今は図書館で交渉の本などを借りて勉強中です。
相手の言い分が一言でもあれば対策も立てやすかったのでしょうが、本当に何もない状態なのでいろいろなパターンを考えています。
証拠が無いことを逆手に取り、逆に何故明確な理由があるにも関わらずこちらと連絡を取ろうとしなかったのかが争点に出来そうです。
情に訴えるやり方は、彼や彼の父親も近くで見ていて、相手はここまで非情で心無い事をしてきてる人なので、通用する確率が低いと思っているみたいです。
だからといって強硬策もリスクが高く、警察が出てくればそれこそこちらのダメージばかり大きくなってしまうので、今他の案を模索中です。
情に訴えるやり方、強攻策以外で何か良い案がありましたら教えてください。
まずは細い糸を繋ぐところから、なるべく焦らず対策を練っていきたいと思います。
また進展あったらご報告させていただきます。
【ショーシャンク】
この場合、糸口として考えられるのは、猫です。
猫好きだから高い猫を買ったのでしょうから
逃げた女性は、猫には愛着があり心残りがあるはずです。
ですから、貸したお金を返せという態度ではなく
猫のために猫の飼い主である彼女を探すというポーズを取ったほうがいいでしょう。
それは、猫が寂しがっているとか元気がないなど、あるいは
彼では飼うことができず保健所に持っていかなくてはならない、とか
そういう状況を設定して、連絡の糸を復活されるのが有効かもしれません。
交渉は知略の勝負です。感情に走るとぶち壊しとなります。
私も交渉の時に怒ることはありますが、本当には怒っておらず
ここで怒っているポーズをすれば交渉が有利に運ぶというときだけ怒ります。
基本は、言葉づかいは人の何倍も丁寧にして、褒め言葉や冗談で
和ませながら進みます。
怒るのは、証拠が全部できた最後の詰めの段階です。
まずは、連絡の細い糸を復活させることです。
【質問者ＮＮ】
ご無沙汰してました。
進展がありましたので報告させてください。
細かい経緯は省きますが、彼女が債務承知して支払う意志の確認まで証拠とれました。
支払い方法で問題があるので、彼女の父親が連帯保証人になるという形で
話がまとまりました。彼は父親と話し合い、私は彼女と待機してましたが、話がまとまった
と聞いた時には私と彼女が信頼関係にあったのでお互い抱き合って喜びました。
一度当事者2人と彼女の父親と、3人揃って行政書士事務所まで行き、幾らを支払うという
合意書を作りに行ったのですが(消費貸借証明の前段階として)その事務所の中で初めて
彼と彼女の父親で合意していたはずの金額に相違があることが発覚→再度話し合い
→相手側に時間制約→では日時、場所(彼女らの自宅で)を改めて話し合い…
という2回目の話し合いの約束の日に、相手側が逃げました。
行政書士にも話を通し、うまく双方が合意できればその日のうちに正式な書類が
用意出来て…という、一歩前でいなくなったのでものすごく悔しいです。
今はまだ相手側の土地にいます。
まだまだ報告したりませんが、現在進行形で問題の収集に当たっています。
私はICレコーダーでの録音、話し合いの場での第3者としての立ち会い、
会話の議事録のようなものを書いています。
協力体制にある行政書士さんもいます。
時間がなく簡単にまとめましたが、また近日報告します。
【ショーシャンク】
そうですか。あと一歩のところだったのですね。
しかし、話し合いの内容、特に相手方が認めた点などは
レコーダーで録音されているでしょうから
大きな前進ですね。
ずるい相手との交渉は多大な労力を費やしますが、がんばってください。
【質問者ＮＮ】
お返事ありがとうございます。
私達もコロコロ変わる状況に振り回され
不眠不休を余儀なくされた何週間かでしたので
ちゃんと寝てご飯を食べて、精神的な余裕を
やっといくらかは持てる心になりました。
レコーダーの使いどころも慎重に考えています。
現状先週の金曜日に『弁護士たてて話をする』と
警察経由で聞きましたが、音沙汰ありません。
本人は金額含め債務承知したのは録れてますが
父親が娘の代わりに全部交渉すると言う発言は
録れてはいますが、連帯保証人承知の書面が
作れなかったのがイタいです。
今回は結果を急ぎすぎた挙げ句、より効力のある
書面を一発で欲しがってしまった。
これは反省しています。
『They can't touch.That's yours.』『Hope』
以前とは違う希望を胸に、前向きに頑張って
いこうと思います。
【ショーシャンク】
私も昔、簡単な覚書であればすぐ交わせるところまで
状況がうまくいったことがあり
念のため、弁護士に書面を作成させたところ
話がおじゃんになったことがあります。
弁護士は職業柄、細かなところまで書面にしたため
成立しなかったのです。
それから、私は、話の勢いで覚書が交わせるのであれば
不完全で簡単な書面でも、まずはサインしてもらうことにしています。
交渉は活きたものですから不完全でも話を前に進ませることを重視することにしています。
【質問者ＮＮ】
お世話になっております。
また状況が変わりました。
土曜日の昼頃、相手方の弁護士から普通郵便で連絡が来ました。
『金銭の請求は私どもとしては法律上の根拠も無く
支払う義務は無いと考えている。まずは法的根拠と額を知らせろ』
このような主旨の内容でした。
全部無かったことにしようとしてきました。
そして確実にこちらのイタいところついてきますね。
レコーダーはまだコピーも出来てないので渡せないとして、
あとはメモ用紙に本人直筆の覚書きくらいでしょうか。
借用書と誓約書(荷物の片付け(完了)、猫の養育費の支払)と
3枚ありますが、お粗末なもので法的効力はかなり微妙です。
まずはどのような返事を出せばよいか検討しています。
普通郵便で来ちゃったので、すぐにこちらも
連絡しなくても大丈夫だと思ってます。
でも実際どのくらいまでに返事するものなのでしょうか？
(元々相手方は1年半も引き延ばしてくれましたが。)
まずは『20日の約束の日に無連絡ですっぽかした
正当な理由を聞かないと証拠なんか渡せません。』
というような内容で反撃するのは大丈夫でしょうか？
元カノ本人の依頼という形で来てますが、本人から直接
この件が全部円満に終わったら私にお礼をしたい、
この件が終わっても私と普通に会いたい。と
言ってくれてたので、本人の意思で弁護士たてたのか
正直疑ってます。
とりあえず相手方の住所もわからずどこに送ったら良いのか
わからない状況だった頃よりかは前進だと思ってます。
【ショーシャンク】
具体的にどこまでの証拠（録音であれば、金額が示されているかどうか）が
わかりませんが
債務を承認した証拠があるとして
私であれば次のような書面を出します。
↓
『冠省 ○○○○氏（元カノ）は、私に対し自らの債務の承認をされました。書面や録音などの証拠もあります。また、○○氏のお父様の○○氏がその債務の連帯保証人になることを承諾されています。その証拠もあります。つきましては、貴殿におかれましては○○氏の代理人として○○氏にその事実を確認していただき真摯に対処していただきますようお願いいたします。
草々』
ただ、いま貴方がお持ちの証拠の詳細がわかりませんので
依頼されているという行政書士とよく話し合ってから決めてください。
