法律についてのひとりごと 88

【質問者V】
ショーシャンクさん、ご無沙汰しております。
結局、相手とその父親に5月末を完済期限として通告していたので、先月は内容証明を送らずに
いました。しかし5月上旬に追加で2万円(250万円の内4万円されたことに)の振込があった以外、相手からは何の連絡もなく5月末を迎えました。

よって昨日、勤務先に明日到着するように内容証明を送付して来ました。

ショーシャンクさんには分割返済を提案して頂きましたが、自分でもよく考え両親とも相談し、これ以上の猶予は与えない(私の精神的苦痛を考慮)と言うことで3日以内の一括返済を要求しました。
前にもお話しましたが、相手家族の経済的環境から言えば残金246万円は全
く難しい額ではないので。
ただあれから履歴事項全部証明書を取り寄せ調べたところ、
私がお金を貸す1ヶ月前の昨年11月に本人は役員から外されていて、
その点については騙されていたことが分かりました。

訴訟の準備として、以前お話した良心的なベテランA弁護士に費用を含
めて再度、相談に行って来ました。

まず不意打ちで仮差押をしてから交渉→訴訟→強制執行と言う手法で、着手金21万円。成功報酬額は回収した金額の21%と言うものでした。

弁護士探しはお見合いのようなものだと聞いたので、もう1人。5年前に独立された若いB弁護士にも相談して来ました。HP上の理念に共感して伺ったのですが、ラッキーなこ
とに強制執行を得意としておられる方でした出来うる限り集めた資料に、頑張りましたね。状況証拠だけどこれだけあれば私も頑張れます、と言って頂きました。

B弁護士はオーソドックスに交渉から始めるとのことでしたが、若くても落ち着いていて淡々とされていて、また悪徳業者から回収されと来た手法や経験に安心感があります。着手金も交渉で52500円、訴訟で52500円追加、強制執行で52500円追加。成功報酬額も回収出来た金額に15.75%と更に良心的でしたので、任意の返済がなければB弁護士にお願いすることにしました。こうしてみると弁護士費用もA73万円とB55万円と差があるもんなんだと勉強になりました。

辛い中でもショーシャンクさんや、素晴らしい弁護士先生達と出会えたことに感謝します。

では後3日、内容証明に反応があるか様子見し、またご報告致します。

 

【質問者V】
ショーシャンク様、ご無沙汰しております。

2週間ほど前に第一回口頭弁論がありました。
相手(弁護士なし)が出廷し2回、 3回目の各50万円、計100万円は承認。
最初に貸し付けた150万円は一緒に使ったから返済する必要はない、と否認しました。

きちんと将来の話がしたくて韓国には行きましたが、一緒に使ったと言うのは事実無根です。
150万円は日本出国前に貸し付け、その証拠に本人が自分の名前で150万円の高額現金持ち出しを税関に申告していました。
また被告が1人夜通しカジノで遊び150万円の内、残金70万円は帰国して、
アルマーニで買い物したり、リベンジカジノに持って行ったと
話していたくせに本当に腸が煮えくり返る思いです。
ただ受け渡しが手渡しの為、公的文書である税関申告書が証拠になると
思い、自分で税関の連絡先を調べ、弁護士から開示を依頼していますが
守秘義務に阻まれ苦戦中です。

メールや内容証明では250万円と言う金額を一切否定せず、裁判で否認
した場合、被告はその矛盾について裁判官に聞かれないのでしょうか?
裁判が始まり、相手の破廉恥すぎる態度に益々人間不信です。

悔しくて理不尽で苦しいです。でも私は以前より強くなり知識が増えました。
借用書なし・証拠ゼロから、100万円の承認まで来た訳で、前進は前進だと思っています。
貸してしまった過去は変えられません。
今は少しでも多くの金額が裁判で認められて、お金を取り戻し、一刻も早く
最低な男の事を忘れ去りたいです。

以前、ショーシャンクさんが
「過去なんてただの記憶にしかすぎません。
人間はいつからでも過去を断ち切って、新しい人生を歩むことができます。
過去を断ち切れば『今』が輝くことでしょう」
とアドバイスされていました。

大切な「今」をこんなろくでなし男のせいで曇らせない
ようにしていきます。
どうか今しばらく見守っていて下さい。

 

 

【ショーシャンク】
読ませていただきました。

まず大事なのは、元彼にどのような期待も幻想も抱かないことです。

ギャンブルで浪費し、付き合っている女性から大金を借りて
返しもしないというのは、人間として最低な男です。
裁判になったら当然嘘ばかり言い立てます。

そういう男だということを見切ってください。

つまり評価ゼロにするのです。

全部嘘をつくものだと決めてしまうこと、そうすれば、淡い期待はなくなり
ますし、どのような嘘をつかれてもショックは受けないでしょう。

むしろ、100万円を認めたことがプラスに思えるでしょう。

もしよければ、こちらや相手方の準備書面の抜粋を書ける範囲で
書いていただければ参考になります。

準備書面を見ないと詳しいことはわかりませんが
さらっと見た範囲では、裁判所は250万円全額認めるのではないかと思い
ます。
要は借りた事実があるかどうか、が争点ですので
『150万円は借りたけど一緒に使ったから返さない』という主張は通るはずもなく、
むしろ借りたことを認めたことになるのではないかと思います。

相手方が役員と嘘をついてお金を借りたというのは
民事の場合、あまり関係ありません。
借りたか借りていないかだけが争点です。

騙されて腹が立つというのはとてもよくわかりますが。
心を揺らさないことが最も重要です。

 

 

【質問者V】

 本当にショーシャンクさんのおっしゃる通りです。

 心のどこかで未だに淡い期待を抱くから、相手の嘘にいちいちショックを傷付くのですよ
ね。

 アドバイスを頂いた通り、今の時点で相手を見切って、今後の裁判では全部嘘をつくものだ、と思っていようと思います。

 私自身は出来うる限りの全ての証拠メールや通帳のコピー、貸した経緯
や会話等をパソコンでフルレポートにまとめ弁護士に提出しました。
 が、これ以上、日々の生活を乱されたくない事から、準備書面等は手元
にはなく弁護士から重点の報告を受けて情報を補足したりしています。
 なお相手は弁護士なし、準備書面なしのないない尽くしで、裁判が非公開になったと先生がおっしゃっていました。
また弁護士の心象として、裁判官は和解に持って行きたそうだと報告が来ています。

 因みに相手は『150万円は一緒に使ったから返さない』という主張であり、
 150万円を「借りた」とは言っていないようです。
悔しい限りですが、
やはり役員か否かは民事では関係ないのですね…

 現状としては弁護士会照会で税関に150万円の現金持ち出しについて、
問い合わせをしています。
 弁護士が照会申込書を工夫して下さったので、今は回答が得られることを切に願っています。
 また動きがあり次第、ご報告致します。
 なお次回の弁論は再来週10月後半です。
 もうしばらく見守っていて下さい。
 宜しくお願いします。